排水性舗装の現場透水量試験方法
提供:あわ自由帳
目的
排水性舗装の透水性能を評価する。
適用範囲
排水性舗装の透水性能を評価するために実施し、現場において測定する。
試験器具
- 現場透水試験器
図に示すようなもので付属品一式。
土木試験機材を取り扱うところで、市販品がある。製造メーカーを書くのは控える。
- 油性粘土(ゴム粘土)または、ゴムマット
ゴムマットが主流であり、市販品がある。 - ストップウォッチ
0.1秒単位まで計測可能なもの。 - 水
清潔なもの。 - その他
水容器、ウェス
試験方法
- 舗装路面のゴミ等を除去する。
- 測定箇所に現場透水試験器具用ゴムマット(市販品有り)を敷く。
- 試験器具円筒部上端から100mlの位置と上端から500mlの位置に目印をつける。
- コックを閉じて水を円筒部上端まで注入する。
- コックを一気に前回し、円筒部内の水位が目印上から目印下低下する経過時間(秒)をストップウォッチで計測し記録する。
- (4)、(5)の作業を4回繰り返し1回目は記録しない。なお、各測定ごとに1分程度の間隔ををあける。
結果の整理
- 記録した3回の平均時間を秒単位で算出する。なを、この平均時間は、水400mlを流下させる時間である。
算出した平均時間から15秒当たり流下した水量を算出し、それを透水量(ml/15秒)とする。
計算式 透水量(ml/15秒)=400ml/平均測定時間(秒)×15(秒)
注意事項
- 現場透水量試験器の底盤の周辺から水漏れする場合がある。この場合はバルブを全開にしたまま試験を継続する。これは水漏れを防ぐために試験車が独自の判断でバルブの開度を調整することによる試験結果のばらつきを抑えるためである。