ジェイビーエル(JBL):Project EVEREST DD67000

提供:あわ自由帳

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  • ローズウッド(RW)、メイプル(MA)
  • 標準価格¥3,000,000(税込¥3,150,000)/1本

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概要

時代を超えてフラッグシップとしてあり続けるために、DD66000の登場以降に開発された最新の技術やマテリアルを投入し、数々の改良を施した『アップグレード・モデル』です。
創立60周年の年に登場したJBLの誇るフラッグシップモデル、Project EVEREST DD66000をベースに、さらに最新の技術と最高のマテリアルを投入。新開発15インチ径ウーファー2機と4インチ径コンプレッション・ドライバー、優美なラウンドキャビネットなどの構成要素を共有しながら新たな再生芸術の世界へと昇華させた、新世代フラッグシップの誕生です。

特徴

フラッグシップに相応しいJBL最高峰を誇るユニット群を搭載

380mm径ウーファー:1501AL-2

DD66000用1501ALをベースに、過渡特性の改善と共に低域再生レンジの拡大を果たした新設計ユニットです。

  • 強く安定した磁界による躍動的なサウンドが魅力のアルニコ5DGマグネットを採用。
  • 磁気変調を徹底的に抑え磁気動作点を安定した状態に保つために、コッパーリング15枚とスチールリング16枚を交互に重ね合わせたインナーギャップ・リングをトッププレートに装着。
  • さらに極厚アルミショートリングをギャップ底部に装着し、アルニコマグネットの減磁作用を完全に克服。
  • 大きな縦/横比のアルミニューム・リボン線をエッジワイズに巻き上げた100mm径ショートボイスコイル採用。
  • 完全対称型の前後動作を行うことにより二次高調波歪を打ち消すミラーイメージ・デュアル・ダンパー採用。
  • JBL独自のベンテットギャップ・クーリングシステム搭載。パワーコンプレッションを防ぎ、驚異的なダイナミックレンジを獲得。
  • インジェクション・フォーム・コア材を2枚のピュアパルプ・スキンの間に注入、硬化させた独自の3レイヤー・サンドイッチ・コーンを採用。剛性とダンピング効果の高いサンドイッチ構造が分割振動の徹底排除と共に低域のS/N感の改善を果たします。
  • エッジには、低質量という音響的優位性と共に耐候性、耐久性とを両立させたアコーディオン・プリーツ・クロスエッジを採用。ポリ・コットン素材はコーンの激しい動きに耐える強靱さと、その動作を妨げないしなやかさとを長期間に渡り発揮します。

100mm径コンプレッション・ドライバー:476Be

最先端のダイアフラム素材を用いたJBL最大サイズを誇る大口径コンプレッション・ドライバーです。

  • 軽量アルミニューム・リボン・エッジワイズ巻きボイスコイル採用。
  • マグネットには、最強の磁力を誇るネオジムマグネットの中でもさらに磁力の高いハイグレードタイプを採用。
  • ポールピース部に圧入されたピュアコッパー・ショートリングが高域出力の減衰を押さえ、高調波歪を低減。
  • 亜鉛ダイキャスト製コヒレント・ウェイブ・フェイズプラグを採用し、位相干渉を排除。スムースな周波数特性と共に二次高調波歪みを低減させています。
  • 剛性の高い振動板素材に複雑なダイアモンド・パターンの一体加工を行った独自のダイアモンドエッジ採用。
  • ダイアフラム裏面に分割振動を抑えるJBL独自の"Aquaplas™"を塗布。S/N感に富んだ歪の無い優れた高域レスポンスがあらゆる音楽情報をありのままに空間に再現します。
  • 金属素材中最も高い硬度対密度比を誇るピュア・ベリリウムを、高温高圧プレス技術を用いてダイアフラムへ成型。軽量高剛性素材が優れた分解能を発揮し、入力信号を忠実に余さず音響エネルギーに変換します。
  • ベリリウムダイアフラムの豊かな情報量が演奏の微妙なニュアンスを忠実に伝え、高いリアリティーを発揮。

25mm径コンプレッション・ドライバー:045Be-1

JBLの誇る超精密加工技術が実現した、広帯域、高感度、高出力を誇る超高域用ドライバーです。

  • ダイアフラム一体成形のリッジド・エッジ採用。超高音域まで、ピストニック・モーション領域の拡張を果たしています。
  • 軽量アルミニューム・リボンをボビンを用いず単層に巻いたフォーマーレス構造の超軽量ボイスコイル・アッセンブリーが超高音域までナチュラルなスーパーソニック再生を実現。
  • ネオジム・リングマグネット採用。高能率と高い出力音圧レベルを誇ります。
  • 環状3スロット・フェイズプラグ採用。新たに導入されたキャスト・マグネシウム成型による3ピース構造により、高い精度と剛性を確保。より高い透明感を実現しています。
  • 高い物性を誇るピュアベリリウム・ダイアフラム採用。硬度対密度比の高いベリリウム素材の採用により実現した超軽量な振動系設計が優れた空間情報再現と澄み渡る超高音再生を果たします。

HF/UHF バイラジアル・ホーン

  • 大口径4インチコンプレッション・ドライバーを活かし、2本の15インチウーファーに伍する強力な中音域エネルギーを確保するために、ダブルウーファーの採用により得られた広いバッフル幅を有効に活用し、フロントバッフルのカーブをホーンのサイドパネルに用いることで最大級の開口面積を獲得した大型ホーンを搭載。
  • 上下のホーンリップの素材には、独自の"SonoGlass™"を採用。音響素材として理想的な比重と剛性を持ち、高精度なモールド成形が可能です。
  • コンパクトなUHFドライバーと高比重、高剛性の"SonoGlass™"UHFホーンをアルミダイキャスト製ハウジングに納め、HFホーン上部にマウントすることでシステムの帯域拡張を実現。

高性能ユニット群を活かし、最高峰スピーカーへと昇華させるための高度なシステム設計

クロスオーバー・ネットワーク

ワイドレンジ・ローディストーションの設計理念に基づき、2ウェイ+スーパーツィーターの形式を採った3ウェイ・ネットワーク。厳選された高品質パーツを採用し、歪みの発生を徹底的に抑えた低損失高精度ネットワークです。

  • 15インチダブルウーファーとHFドライバーとの最適な帯域分割を果たすため、1機のウーファーを800Hz前後のHFクロスオーバー周波数まで用い、もう1機のウーファーを150Hz以下でのみ動作させるスタガーチューニング設計を採用。
  • HFドライバーのクロスオーバーを800Hz前後に設定。UHFドライバーを20kHzから動作させ自然な高域拡張を実現。
  • 強力なエネルギー伝送路となる二つのLF回路はエンクロージャー底面へ、デリケートなHFおよびUHF回路はキャビネット背面へ分離独立配置。電気的、磁気的相互干渉を最小化。
  • 主要コンデンサーにアルミニューム・メタライズド・ポリプロピレン・フィルムコンデンサーを採用。過度特性を改善し、レスポンスを最適化しています。
  • 2つのコンデンサー間にバイアスを加え、クラスA動作を行う事で素子の直線性を改善し歪を低減するJBL独自のチャージカップル・リニアディフィニション・ネットワーク回路を採用。New EVERESTでは、入力信号の一部を整流しバイアスとして供給することでバイアス用バッテリーを不要としたセルフバイアス方式を新採用。
  • 主要なコイルに低損失空芯コイルを採用することでピーク入力に対する磁気飽和を追放。
  • HFドライバー用回路のコイルにスペーサーを履かせたフローティングマウント方式を新採用。476Beドライバーの高い分解能と豊かな情報量を最大限に引き出しています。

コントロール&装備

  • 内蔵ネットワークを用いたシングルアンプ駆動やパッシブバイアンプ駆動に加え、本格的なバイアンプ駆動にも対応するLF/HFドライブモード切り替えを装備。
  • 最低域側LF1ウーファーの帯域とHFドライバー帯域をそれぞれ±0.4dBの3ステップでレベル微調整が可能なアッテネーター・スイッチを搭載。
  • JBL伝統のバスレフ方式を採用。リアパネルのラウンド構造がポート背圧を左右へ逃がし部屋の壁面による影響を最小化します。
  • インプットターミナル・パネルと一体化した3ピース・アルミダイキャスト製ポートアッセンブリーを採用。
  • 大型金メッキターミナルを用いた二組の入力端子はバイワイヤー接続、バイアンプ駆動に対応。
  • 高剛性ステンレス・スチール削り出し成型による4つの足には、スパイクと床に傷を付け難いラウンドチップを取り付け可能。大型ステンレス製スパイク受けが附属。

キャビネット

大きな曲面のラウンド・リアパネルとHFホーンを形成するカーブド・フロントバッフル、アングルの付いたウーファーバッフルによる縦板と、半円を描く天板/底板による横板によって形成された優美なシェル構造に、複雑な内部ブレーシングを組み合わせた、剛性が高く内部定在波の極めて少ないノンカラーレーション・エンクロージャーです。

  • DD67000のウーファーバッフルは、インナーバッフルにバーチ・プライウッド(樺合板)を用いる事でバッフル剛性を高め、強力で過渡特性に優れた新型ウーファーを強固に支持。MDF材によるアウターバッフルを重ね合わせることで総板厚45mmのハイブリッド・バッフル構造としています。さらに、アウターバッフル表面をカーボンファイバー・ファブリックでラッピングすることでバッフル面のダンピングと表面伝送波の拡散を図り、高い解像度を誇る新型ウーファーを最大限に活かす設計が採られています。

※本製品は天然木突き板仕上げのため、商品ごとに木目の色調が異なります。また、DD67000のバッフルにはクロス材を採用しているため、しわや織りむらが見られる場合がありますので、あらかじめご承知おき願います。

外装仕上げ

キャビネット外装は天然木突き板にセミグロス処理を施した風格有る仕上げ。定評あるローズウッド(RW)とメープル(MA)の二つの仕様を用意し、メイプル仕上げには上品な織り目を持つライトグレイ・グリルクロスを採用。

仕様

形式 2×380mm径3ウェイ・フロアスタンディング・スピーカー
使用ユニット
LF
380mm径ファイバーコンポジットコーン・ウーファー〈1501AL-2〉×2
HF
100mm径ベリリウム・コンプレッションドライバー〈476Be〉
UHF
25mm径ベリリウム・コンプレッションドライバー〈045Be-1〉
ホーン指向特性
HF
水平100°×垂直60°
UHF
水平60°×垂直30°
インピーダンス
許容入力 500W(RMS)
出力音圧レベル 96dB(2.83V/1m)
周波数特性 29Hz~60kHz(-6dB)
クロスオーバー周波数
LLF
150 Hz
LF/HF
850Hz
UHF
20 kHz
寸法(W×H×D) 全幅:965mm

全高:1,109(足含む/スパイク含まず)mm

奥行き:469mm
重量 137.0kg(グリル含まず)/142kg(グリル装着時)